某ウィルスの感染を防ぐために緊急事態宣言からはや1ヶ月、東京の都心部は考えられないくらいの静けさです。でもちょっと離れると意外と人は居るので家から歩いて行ける範囲を動いている感じなんでしょう?それにしても心配な状況です。お花見もなし、GWもなしでSNSは文句や不満の嵐。ちょっと苛立つのは分かりますがねぇ?・・・でもしょうがないっすよ。これは。

で、ご多聞に漏れず当方も自粛の状況なんですが、1件、映像編集を教えるという珍しい仕事をしてきました。全く分からない方に1から教えるんですが、教えるには自分の普段、無意識でやっている事なんかもきっちり説明できるようにしないといけないので自分の頭の中を整理するという意味でも楽しかったです。笑

それでその時に思い出したんです。何度かあるんですが、映像クリエイターと名乗り仕事をしている方のYou Tubeに上がっている映像を見ていると、「え?この人、完全に素人でしょ?」と思うことが多々あります。それもかなりの確率で。

多分、独学でやられてるんでしょう。ここ最近、映像に関しては、機材とカメラの低価格化と進歩、編集はソフトでノンリニア。

つまり使い方を覚えてしまえばある程度の作業はできるようになります。でもそれはカメラの使い方を覚えた結果、編集ソフトの使い方を覚えた結果なだけで「撮影」や「編集」できていることにはなりません。

本や雑誌等を作る作業も編集という言いますが、企画を考え文章を読みやすように配置してここに写真を置いて何ページで、なんて考える作業が編集なんです。なので・・・綺麗な映像を綺麗な音楽に乗せてなんとなく何かを作っても、伝えたい内容が観た人にわからないようなものは、ただ並べられた連続する素材でしかありません・・・。

それに、基本的に創りものというのは、自分の成果物には客観的になれない(音痴の人が比較的、自覚がないのと同じ?)ので、基本的な「これ変だ」というセオリーを知らないとそのままダメ映像を垂れ流すことになるんです。

勿論、写真もそうですが、趣味の一環なら好きにやれば良いと思いますよ。でも「はぁ?」と思うものでも、お仕事としてまかり通ってる場合も本当に多いんです。そういう人はなんなんだろう?営業が上手いのかな?お客様は信じちゃうのかしら?不思議?笑

でもこれ、同業者には迷惑極まりない話です。実際に何軒かそういう方の尻拭い仕事をしたことありますしね。(笑)

まぁ「じゃあ、お前はちゃんとできてるのか!?」と自分を問いただすには必要な人達なのかも知れませんね?

とはいえ、私自身もまだまだ色々と足りない事だらけ。もう少し自粛は長引きそうなんでこの機会にいろいろと勉強でもしてようかと思います。

うーん。あんまりこういう事は書かない方が本当は良いんでしょうね?きっと。でもさすがに目に余るのでつい。この話は長くなるのでまた機会があればということで。(笑)


先月冒頭にお知らせした、「なんとか間とかこの状況を乗り切ろうよ!キャンペーン!」は引き続き今月も継続しますので、もしよろしければ是非!あと教えるっているのも需要あればやります。最近、よく広告で見る、「動画編集ができるようになるコツ!」みたいなセミナーにはくれぐれもひっかからないように!笑

では今しばらくガンバってみなさんおうちに居ましょうね!